ウォルト・ディスニー・ワールド・リゾートやユニバーサル・オーランド・リゾート、シー・ワールド・オブ・フロリダ、そしてケネディ宇宙センターなどが割拠するアメリカ有数の観光地として知られるカリフォルニア州。そんな温暖な地で最大の都市圏を形成するマイアミに、ヴォッセは自社工場を建立しました。リサーチや開発研究を重ねることおよそ3年、ドイツの厳格な安全基準であるTUVにも認証された最新鋭のファクトリーには、ホイールづくりにおけるありとあらゆる設備・機器が導入されており、世界的にみても数少ない自社完遂システムを獲得しています。
ほとんどの鍛造ホイールメーカーは生産量を増やすために、シンプルで汎用性の高いごく一般的なマシニング技術を用いるのみ。もちろん、ビジネスモデルとしてはそちらが成功への最短ルートであることに間違いはありません。が、ヴォッセはあえて険しいルートを歩みます。生産効率ではなく、ヴォッセというブランド名を背負う自分達の使命感のため、つねに最高のデザインとクオリティをお客様にお届けするため、ときには複雑なマシニング技術を用いてでも大胆なチャレンジングに取り組むことを誓います。
正確なデータは100以上の異なるデータポイントからの測定値を取ることによって得られます。これらの測定で得られたデータは、有限要素解析(FEA)を使用してテストされているCADモデルにより設計され、コンケーブを最大化しながらもSAEおよびTUVのコンプライアンスを確保しています。そしてそれぞれのホイールは、各車両のモデルごとに1台づつ最適化して設計・生産されています。
ヴォッセがクリエイトする鍛造製モデルは、一切の妥協と無駄を排した最も高い品質基準を掲げて製作しています。そのために独自の8手順を踏むという、高度かつ複雑な機械加工プロセスを採用。同業他社製品と比較しても圧倒的な優位性を誇っています。
お客様に喜ばれる真に機能する鍛造製品を生み出すため、ヴォッセはカリフォルニアで開発されている最新の航空宇宙用アルミ合金、6061-T6を標準採用。さらに剛性や強度といったアルミホイールじたいの完成度を高めるために熱処理を加えるなど、ヴォッセの手掛けたモノブロック鍛造製品は決してデザイン性だけではない最高の品質が与えられています。
デザイン性に優れるばかりがヴォッセ製品の魅力ではありません。命を乗せる機能部品である以上は安心安全にヴォッセ製品を使用していただくため、細心の注意が払われています。品質管理チームは詳細なエンジニア回路図面に基づき、ホイールづくりに求められるあらゆる重要な項目を、最新鋭の各種測定機器を用いて、ひとつずつ慎重に検証を重ねていきます。そして、デザイン性と機能性をかね揃えたヴォッセ製品がここに誕生するのです。